この記事では、「万年筆」と「ガラスペン」の違いについて紹介します。
万年筆とは?
万年筆とは筆記具の1つで、インクが内蔵されていてペンの先からインクが染み出す仕組みになっています。
インクはカートリッジ式と吸入式があります。
万年筆が登場するまでは、ペン先にインクをつけて筆記するつけペンを使用していました。
頻繁にインクをつけなければならなかったのですが、万年筆はそういったインクをつける手間が省ける画期的な筆記具でした。
現在はボールペンやサインペンなどインクが内蔵されている様々なペンが登場しています。
現在は万年筆というと、ボールペンと比較して高級品になるものが多いです。
ただし、低価格の万年筆なども販売されています。
ガラスペンとは?
ガラスペンとはつけペンの一種で、ガラスでできています。
日本生まれの筆記具で、風鈴づくりの職人をしていた人物によって考案されたといわれています。
筆の穂先状に溝があり、そこにインクが補充されることで比較的長く書くことができます。
昔は事務用の筆記具として重宝されましたが、ボールペンが登場したことでほとんど使われなくなりました。
しかし、見た目が美しいので近年、女性を中心に人気を集めています。
お洒落なデザインのガラスペンも多く、工芸品としてヨーロッパ等でも人気です。
万年筆とガラスペンの違い
万年筆は内部にインクが内蔵されていますが、ガラスペンはインクを付けて使うつけペンです。
また、万年筆の軸の部分は樹脂でできていることが多く、ペン先には金属が使われています。
ガラスペンは全てガラスでできています。
どちらもインクがペン先から染み出すのは毛細管現象によるものです。
万年筆は男性に人気がありますが、ガラスペンは見た目が綺麗なので女性に人気があります。
工芸品として人気なのはガラスペンです。
まとめ
インクが内部に内蔵されているのが万年筆で、インクをつけて使うのがガラスペンになります。