「オセロ」と「リバーシ」は同じルールのボードゲームで違う名前が使い分けられていますが、どのような基準で2つの名前を使い分けているのでしょうか。
今回は、「オセロ」と「リバーシ」の違いを解説します。
「オセロ」とは?
「オセロ」とは、「挟んだコマをひっくり返し最終的に獲得したコマの数で勝敗を争うボードゲーム」です。
「オセロ」の使い方
2人で戦う対戦型のボードゲームでプレイヤーは白か黒どちらかのコマを選んで勝負を開始します。
「同じ色のコマで挟まれたコマは反転し色が変わる」「相手のコマを挟めない場所にコマは置けない」という基本ルールに従ってお互いにコマを置き合いすべてのマスにコマが置かれたところでゲーム終了です。
最終的に盤状に並んだ駒の数が多い方が勝利になります。
このようなルールのボードゲームは古くから存在していましたが1970年代初め頃に当時のツクダが商品化した時に付けた商品名が「オセロ」です。
シェイクスピアの戯曲に由来するとされる「オセロ」という名称は商標登録されており権利者以外は使えません。
「リバーシ」とは?
「リバーシ」とは、「2色のコマを並べ数で勝敗を競うボードゲーム」です。
「リバーシ」の使い方
相手のコマを挟んでひっくり返し数で勝敗を決めるボードゲームの名称です。
19世紀イギリスで考案されたとされるゲームが発祥で当時から「リバーシ」という名称で呼ばれており、現在でもこのようなルールのボードゲームを指す一般名称として広く使われています。
「オセロ」と「リバーシ」の違い
「オセロ」と「リバーシ」の違いは「登録商標かどうか」です。
どちらもコマをはさんでひっくり返す同じルールのボードゲームですが「オセロ」は日本で普及させたツクダ(現メガハウス)が商標登録しており権利者以外使用できないのに対し、「リバーシ」は一般名称なので権利を気にせず誰でも使えます。
「オセロ」の例文
・『おもちゃ屋でオセロを購入する』
・『オセロの腕前には自信がある』
「リバーシ」の例文
・『フリーゲームのリバーシで遊ぶ』
・『リバーシで勝負する』
まとめ
「オセロ」と「リバーシ」は全く同じボードゲームの違う名前です。
商標使用の許可を取っているかいないかで使い分けられるので権利を侵害しないよう基準を憶えておきましょう。