「短絡的」と「慎重に考える」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「短絡的」と「慎重に考える」の違いとは?違い

この記事では、「短絡的」「慎重に考える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「短絡的」とは?

「短絡的」「たんらくてき」と読みます。

意味は「ものごとを深く考えず、すぐに結論を出してしまうこと」です。

ひとつのことをよく考えず、すぐに原因と結果を結びついてしまったり、一番考えるのが楽な方法を取ることを表します。


「短絡的」の言葉の使い方

「短絡的」は名詞・形容動詞として「短絡的だ・である」「短絡的な発想」などと使われます。

「短絡」は電気工学用語由来の言葉で「電気のショート」という意味です。

ショートとは、電気抵抗の小さい導体に、大きな電流を流すことで発熱・発火するという誤作動のことです。

本来は電気抵抗を調節する器機を用いてショートを防ぐものですが、その手順を怠ってしまうことから、「よく考えずに安易に結論を急ぐ様子」という意味で使われる様になりました。

「的」は名詞につき、その様な性質を持っていることを表す語です。


「慎重に考える」とは?

「慎重に考える」とは、「ものごとを注意深く思いめぐらし判断して、安易に行動しないこと」という意味です。

簡単に結論を出さず、様々な原因や過程から想像される結果までを考察して、最も適切な結論が出るまでじっくり時間をかけることを表します。

「慎重に考える」の言葉の使い方

「慎重に考える」は、動詞として使われます。

「慎重+に+考える」で成り立っている語で「慎重(しんちょう)」「注意深くて、軽々しく行動しないこと」という意味、「に」は接続詞、「考える」「頭の中で思いめぐらす」「知識や経験などに基づいて、筋道立てて頭を働かせる」という意味、「慎重に考える」で、「注意深く、筋道を立てて頭の中で思いめぐらし、軽々しく行動しないこと」になります。

「短絡的」と「慎重に考える」の違い

「短絡的」「よく考えずに安易に結論を急ぐ性質があること」です。

「慎重に考える」「注意深く、筋道を立てて頭の中で思いめぐらし、軽々しく行動しないこと」です。

まとめ

今回は「短絡的」「慎重に考える」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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