国会議員を選ぶ選挙には「衆議院議員選挙」と「参議院議員選挙」の2つがあります。
2つの選挙にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「衆議院議員選挙」と「参議院議員選挙」の違いを解説します。
「衆議院議員選挙」とは?
「衆議院議員選挙」とは、「衆議院議員を選出するために行われる選挙」です。
「衆議院議員選挙」の使い方
日本の国会は2院制を採用しており衆議院と参議院の2つの院によって構成されています。
衆議院と参議院はそれぞれ定数や任期が異なり議員を選出する選挙も別々に行われます。
国会議員を選出する選挙のうち衆議院議員を選出するために行われる選挙が「衆議院議員選挙」です。
衆議院の任期は4年なので最長でも4年に1度行われますが、衆議院には参議院と違い解散権があるため解散が成立すると4年の任期満了を待たずに「衆議院議員選挙」が行われます。
定数1の選挙区から選出する小選挙区制と各政党の得票率で議席を分配する比例代表制の併用で行われます。
「参議院議員選挙」とは?
「参議院議員選挙」とは、「参議院議員を選出するための選挙」です。
「参議院議員選挙」の使い方
国会を構成する両院のうち参議院の議員を選出するために行われる選挙を指します。
参議院には解散権がなく6年の任期で半数ずつ改選するので3年ごとに行われます。
選挙制度は1つの選挙区から複数名を選出する大選挙区制と比例代表制の併用です。
「衆議院議員選挙」と「参議院議員選挙」の違い
衆議院議員を選出するのが「衆議院議員選挙」、参議院議員を選出するのが「参議院議員選挙」と同じ国会議員を選出する選挙でも衆議院か参議院かの違いで区別されます。
両院の制度の違いにより開催時期や選挙区の区割りなども異なります。
「衆議院議員選挙」の例文
・『衆議院議員選挙では465名が選出される』
・『解散が決まり衆議院議員選挙が行われることになった』
「参議院議員選挙」の例文
・『参議院議員選挙は3年に1度行われる』
・『比例代表で参議院議員選挙に立候補する』
まとめ
「衆議院議員選挙」と「参議院議員選挙」は衆議院と参議院という所属する院の違いで区別されます。
選挙の方式や投票方法なども異なるので違いを知っておきましょう。