この記事では、「反面」と「半面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「反面」とは?
「反面」は「はんめん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある物に相対するところにある平たい部分」という意味です。
2つ目は「ある物の位置とは相対する方向」という意味です。
3つ目は「副詞的に、一つの物を、それとは違った方向から見る場合」という意味です。
「反面」の言葉の使い方
「反面」は名詞として「反面に映る」「反面教師」などと使われたり、副詞として「天然な反面、打たれ強い」などと使われます。
「反」は「はねかえす」「そむく」「さからう」「逆の」という意味、「面」は「人の顔」から転じて「向き合うこと」「向き」「方向」「平らな部分」という意味、「反面」で「逆の方から見たある部分」になります。
「半面」とは?
「半面」は「はんめん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「顔の半分の範囲」という意味です。
2つ目は「ある広さを持つ表面の2分の1にあたる範囲」という意味です。
3つ目は「ものごとの片側だけの部分」という意味です。
「半面」の言葉の使い方
「半面」は名詞として「半面を使う」「半面しか見ない」などと使われます。
「半」は「二つに分ける」「二つに分けた一方」「なかほど」「不十分」という意味、「面」は「向き合うこと」「向き」「方向」「平らな部分」という意味、「半面」で「ものごとの二つに分けた一方の部分」になります。
「反面」と「半面」の違い
「反面」は「逆の方から見たある部分」です。
「半面」は「ものごとの二つに分けた一方の部分」です。
「反面」の例文
「反面」の例文は以下の通りです。
・『彼女は優しそうに見える反面、腹黒い』
・『彼を反面教師として失敗しない様にする』
・『儲かる半面、重労働だ』
「半面」の例文
「半面」の例文は以下の通りです。
・『ものごとを半面だけ見て判断するべきでない』
・『彼の主張には半面の真理がある』
・『コートの半面を練習に使用する』
まとめ
今回は「反面」と「半面」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。