「病人」と「患者」の違いとは?分かりやすく解釈

「病人」と「患者」の違いとは?違い

この記事では、「病人」【びょうにん】と「患者」【かんじゃ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「病人」とは?意味

病気にかかっている人を「病人」【びょうにん】といいます。

医師から治療を受けたり、抗がん剤治療を受ける、手術して治すため入院している人も当てはまります。

癌や盲腸、肺炎など様々な病気が当てはまり、軽い症状が出ている初期癌から完治が難しいステージ4の重症患者まで含めて使う言葉です。

このように、病気の類に当てはまる病にかかっている人を「病人」と呼びます。


「患者」とは?意味

病人だけでなく、車やバイクで事故して怪我したため治療する入院中の「患者」【かんじゃ】も含まれます。

病院で治療する医師の方が「患者さん」といった言い方をして、診察しに来た病人や怪我人を含めてこのように呼ぶわけです。

「次の患者さんどうぞ」と医師が診察するために病人を通したり、注射するなどしてその「患者」に応じた治療方法を選びます。


「病人」と「患者」の違い

「病人」「患者」の違いを、分かりやすく解説していきます。

風邪をひいたり、癌になって治療を受けている人を「病人」と呼びます。

微熱や軽い咳をする風邪にかかった人や、病院に入院している人まで含めてこのように呼ぶのです。

また、精神病の人も「病人」と呼び、病院では治療とケアにあたっています。

もう一方の「患者」は病人の容態を診て、どのような病気なのか判断する医師が使う呼び方です。

「病人」の例文

・『感染した病人に悪化させないよう生活指導した』
・『医師は風邪をひいた病人に会社を休ませた』

「患者」の例文

・『あの癌患者は危険な状態なので、家族に油断はできないと伝えた』
・『大怪我を負った患者が運ばれてくるので、受け入れ準備をする』

まとめ

どちらも「病人」を指す言葉ですが、「病人」は病気にかかった人だけを対象にした呼び方であり、怪我人を呼ぶときは「患者」になると覚えておくといいでしょう。

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