この記事では、「狐」【きつね】と「狼」【おおかみ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「狐」とは?
食肉目の「狐」【きつね】は肉食の哺乳類に属します。
生息地はアフリカや日本、ユーラシアといった多くの場所にいて、人間の前に度々出てくる野生動物です。
本州に生息するものはホンドギツネといい、北海道ではキタキツネと呼んでいます。
元々は亜種というアカギツネであり、成長すれば最大で80cmになり、体重は10kgになる動物です。
尻尾は長いものでは40cmもあり、毛がびっしり生えます。
体毛は黄褐色で口から首にかけて白い体毛が生えていて、四本足は黒い毛になるといういくつもの色で構成する生物です。
「狼」とは?
哺乳類の「狼」【おおかみ】は食肉目のイヌ科であり、タイリクオオカミが原点になっています。
生息地は北アメリカやユーラシア大陸といった場所で、大きく成長すれば体長が150cmにもなり、体重は60kgになる大型の個体となるわけです。
小さいものでは体長が100cmで、体重が25㎏程度と一回り小さくなります。
生息域によって体毛が灰褐色、白色、黄褐色と色が変わってくるわけです。
食べ物になるものは鳥や兎という小動物など肉食になりますが、雑食性のため昆虫や蟹といった甲殻類なども食べます。
「狐」と「狼」の違い
「狐」と「狼」の違いを、分かりやすく解説します。
耳から尻尾まで黄褐色の体毛で覆われ、胸元は白い毛が生えているキツネ科の動物が「狐」です。
北海道から九州にいたるまで広い範囲に生息する野生動物であり、主に2種が生息しています。
雑食性であり、鼠や蛇、蛙、蟹、虫など鼻を使って見つけ出すのが得意です。
他にもミミズや木の葉などを食すなど、1年を通して活動しています。
もう一方の「狼」はイヌ科であり、日本には過去にニホンオオカミがいましたが、すでに絶滅種となっている野生動物です。
体長は大きいもので150cm程度になりますが、「狐」は成長しても80cmほどにしかなりません。
体毛は黄褐色が一般的ですが、「狼」は灰褐色や黒、黄褐色、白といった色になるとの違いがあります。
まとめ
どちらも広い範囲で生息する野生動物を指す生き物ですが、見た目や体重、体毛の色に違いがありますので、画像や資料などで比較してみるといいでしょう。