この記事では、「平安」【へいあん】と「平穏」【へいおん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「平安」とは?意味
国同士の戦争や人が憎しみあって争わない平和な日々を過ごすことを「平安」【へいあん】といいます。
「心の平安」といえば、日々の暮らしに不安がなく、満たされていれば心が穏やかになるため安らぐ日々が送れるという意味になるわけです。
「平安を祈る」といった使い方では、いくら憎い者であっても喧嘩などはせず、静かに生きられるよう願います。
「平穏」とは?意味
不安なこともなく、いたって心が安定して過ごせる日々を「平穏」【へいおん】といいます。
毎日が穏やかに生活ができる日々は安心して暮らせて、大きな問題も起きないので静かに暮らせるため嬉しいといった状況を表せるのです。
「平穏な日々」といえば毎日なんら変わらず、家族や恋人と穏やかに暮らせて幸せであるという気持ちが伝えられます。
「平安」と「平穏」の違い
ここでは「平安」と「平穏」の違い、分かりやすく解説します。
人同士が争うことなく、悪い問題が起こらない日々が続く状態を「平安」といいます。
戦争も起きず、人々がみな怪我しないよう戦争も起こらない安泰で平和な日々が続くよう心から願う気持ちを込めて使うわけです。
もう一方の「平穏」は、穏やかな日々を暮らせることを指す言葉であり、人を恨むだの、苦労もない日々を送れるのは人間にとって幸せといった意味になります。
「平安」の例文
・『家族の平安を祈りつつ、今日も職場で仕事に励む』
・『嘘をつかず、感情を素直に出してこそ心の平安を得られる』
「平穏」の例文
・『くつろぐ感覚を養うには、心の平穏を広げてみる』
・『あきらめない気持ちが心の平穏につながる』
まとめ
どちらも悪い問題が起こらない日々を指す言葉ですが、多少の違いがありますので、状況に合わせて、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。
