「自負心」と「自尊心」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「自負心」と「自尊心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自負心」とは?
「自負心」とは、自分の才能や仕事、能力などに対して自信を持ち誰にも負けないと思っていること。
それらを誇りに思うことを意味します。
自分が持つ仕事や才能、能力、成績などにおいて、自信を持つ気持ちや誇りを持つ気持ちが「自負心」です。
言い換えれば、「自信」や「プライド」、「おごり」、「エリート意識」などと同じです。
「自負心」の使い方
「自負心」は、「自負心がある」や「自負心が強い」、「自負心が高い」などといった形で用いられます。
「自尊心」とは?
「自尊心」とは、自分の人格を大切にすること。
自分のことを自分自身で認め大切に思うこと。
そして、他からの干渉を排除する態度。
といった意味があります。
自分のことを優れていると思う気持ちや自分の考えや言動に自信を持ち、他人からの口出しなどを受けないことを意味する言葉になります。
言い換えれば、「誇り」や「自慢」、「己惚れ」、「ナルシシズム」などと同じです。
「自尊心」の使い方
「自尊心」は、「自信心が強い・低い」のほか、「自尊心を傷つけられる」などといった形で用いられます。
「自負心」と「自尊心」の違い
「自負心」と「自尊心」が持つ意味には明確な違いがあります。
「自負心」は誰にも負けないという自信や誇り。
そして、「自尊心」は自分を認め大切だと思う気持ち。
このような違いがあります。
「自負心」の例文
・『彼は非常に強い自負心の持ち主です』
・『男には時に自負心を持つことも必要です』
・『キャプテンの強い自負心によって、ここまで勝ち上がることができたと思う』
・『プロで成功するためには強い自負心が必要です』
「自尊心」の例文
・『彼女に自尊心を傷つけられ僕の心はボロボロです』
・『彼は自尊心が強いので言葉を選んでいます』
・『彼は自尊心が低いこともあり、何を言われても気にすることはありません』
・『息子は自尊心が強いため、何でも自分で決めてしまいます』
まとめ
2つの言葉には明確な違いがあるため、使い分けに注意が必要です。
