「自発的」と「主体的」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「自発的」と「主体的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自発的」とは?
「自発的」とは、物事を自分から進んで行うことを意味します。
第三者から言われて行うのではなく、自分が声を発し進んで行うことが「自発的」です。
言い換えれば、「自主的」や「意欲的」、「積極的」、「能動的」などと同じです。
また、対義語は、誰かに言われて物事を行う「強制的」になります。
「自発的」の使い方
「自発的」の場合、「自発的な発言」や「自発的な行動」などといった形で用いられます。
「主体的」とは?
「主体的」とは、自分の意志や判断に基づき行動することを意味します。
自分で考え判断したことに基づいて自らの意志で行動することが「主体的」になります。
言い換えれば、「自律的」や「張り切って」、「中心になって」などを同じです。
「主体的」の使い方
「主体的」の場合、「主体的な行動」や「主体的な判断」などといった形で用いられます。
「自発的」と「主体的」の違い
「自発的」は物事を自分から進んで行うこと。
「主体的」は自分の意志や判断に基づき行動すること。
といった意味があります。
「自発的」は自分から進んで行うことに対し「主体的」は自分の意志に基づき行動することといった違いがあります。
「自発的」の例文
・『自発的に勉強を始めることができる子供は絶対に伸びます』
・『彼はクラスの中でも自発的に発言する生徒です』
・『パーティー終了後、参加者から自発的にゴミ拾いが行われました』
・『当社では自発的に行動することができる人材を求めています』
「主体的」の例文
・『何事も主体的に取り組むことで、より達成感を得ることができると思います』
・『平凡な日々の中でも、何かを主体的に行うことで毎日を変化させることが可能です』
・『社会人には主体的に考える力も必要です』
・『これからは、主体的に決めていくことにします』
まとめ
以上のような違いがある「自発的」と「主体的」。
「主体的」は、「自発的」の意味も含む言葉になります。