防災無線での「保護」と「発見」の違いとは?分かりやすく解釈

「保護」と「発見」の違いとは?違い

行方不明者を見つけたことを知らせる防災無線では「保護」「発見」が使い分けられています。

2つのコトバをどのような基準で使い分けているのでしょうか。

今回は、「保護」「発見」の違いを解説します。

「保護」とは?

防災無線の「保護」とは、「行方不明者を無事に見つけて安否を確認し身柄を確保して保護対象になっている状態」を意味する言葉です。


「保護」の使い方

防災無線では行方不明者に関するお知らせや捜索願いが流されますが、行方不明だった人が発見された時にも情報が流されます。

行方不明だった人を無事に見つけて安否を確認し警察や捜索隊が身柄を確保して保護対象になっている状態の時に「保護」という表現が使用されます。

怪我や体調不良などの可能性はありますが基本的に生命の危険はない状態で見つかった場合に用いる表現です。


「発見」とは?

防災無線の「発見」とは、「行方不明者の居所は判明したが安否は確認できていない状態」を意味する言葉です。

「発見」の使い方

行方不明だった人がどこにいるのかはわかったが健康状態や生死など安否について確認できていない状態の時に「発見」という表現を使います。

見つけた人からの通報はあったが捜索隊や警察が安否を確認できていない場合や谷底に落下しているところを見つけたが具体的な状況を確認できない場合などが「発見」に当たります。

「保護」と「発見」の違い

居所を見つけて安否も確認できているのが「保護」、居所は分かったが安否を確認できていないのが「発見」という違いで使い分けられています。

生きている状態で見つけると「保護」、見つけたが生死不明の場合は「発見」です。

「保護」の例文

・『行方不明者は無事に保護された』
・『防災無線で行方不明者の保護を呼びかけている』

「発見」の例文

・『行方が分からなかった人が発見されたと伝えられた』
・『防災無線で呼びかけられていた遭難者は山の中腹で発見された』

まとめ

「保護」「発見」は安否が確認できたかどうかで使い分けられています。

明確な基準で区別されているので憶えておきましょう。

違い
違い比較辞典