この記事では、「風上」と「風下」の違いを分かりやすく説明していきます。
「風上」とは?
風上は、かざかみか、かざうえと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、地球上の空気の流れといった意味を持っている風の漢字に、立体的に見て高い所や高い位置といった意味を所有している上の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ風上は、風が吹いて来る方という意味を表すのです。
「風上」の言葉の使い方
風上は、観察者に対し吹く風がやって来る方向を表する言葉として使われています。
更に、風上に置けない、とこの言葉を駆使して表現する事により、行動や性質が卑劣な相手を罵る言葉としても、使用されていたりするのです。
「風下」とは?
風下は、かざしも、或いは、かざしたと読むべき言葉となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、大気の動きとか、かぜ等の意味の風の文字に、位置の関係で低い方といった意味がある下の文字を、付け加える事によって完成した言葉です。
以上の事から風下は、風が吹いて行く方向といった意味を示します。
「風下」の言葉の使い方
風下は、風の吹く方向といった意味の言葉として用いられているのです。
ただし単純に風の方向を示すだけでなく、風下に立つという使い方で、他に後れを取るや、劣位にいるといった比喩的な意味も表現したりします。
「風上」と「風下」の違い
風上と風下の漢字表記を並べて見比べてみると、2文字目に上と下といった形で違う漢字が使用されている事に、気付けるはずです。
所が最初の漢字は同じ風であり、どちらも風に関する意味を持つ言葉となっています。
とはいえ風上は、風が吹いて来る方といった意味を表すのです。
一方の風下は、風が吹いて行く方といった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は、使われている漢字を見れば分かる様に、風に関連した意味を持つ言葉同士です。
もっとも風上は、風が吹いて来る方向といった意味に使われる言葉となっています。
対する風下は風が吹いて行く方向という意味で用いられているのです。