物事のやり方を示す言葉には「手口(てぐち)」や「手法(しゅほう)」があります。
この記事では、「手口」と「手法」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手口」とは?
「手口」とは物事のやり方や方法を示す言葉であり、特に犯罪や悪事に対して使う言葉です。
犯罪の「手口」は巧妙なものから暴力を伴うものも多く、危険性が多いことで知られています。
事件性の高い「手口」は警察や刑事によって調べられ、犯罪や悪事、犯行の証拠や手がかりとなります。
「手口」はこれ以外にも証券会社が取引所でどの銘柄を売買したかを示す時にも使うことが可能です。
「手法」とは?
「手法」とは物事のやり方を示す時に使う言葉であり、様々な場面で使うことが可能です。
「手法」は日常的な行為や活動から、美術や芸術作品を作る際に用いられる技巧や表現方法を示す時にも使います。
「手法」は芸術の分野以外にもビジネスにおけるやり方やメソッドを示す時にも使うことが可能です。
「手法」の類義語としては「技法」があり、こちらは芸術分野以外にもスポーツのやり方を示す時にも使います。
「手口」と「手法」の違い
「手口」は主に犯罪や悪事のやり方を示す時に使う言葉であり、これを元に警察や刑事は事件を解決したり犯人を特定します。
「手法」は物事のやり方を示す時に使う言葉であり、一般的な行動から芸術作品の技法に対して使うことも可能です。
「手口」の例文
・『取材によってオレオレ詐欺の手口が明らかになった』
・『マフィアの親分は汚い手口を使って、敵対組織を壊滅させた』
「手法」の例文
・『まったく新しい手法で作られた絵画はとても人気になりました』
・『洗練された手法を使っており、100年前の作品とは思えないぐらい素敵だと思います』
まとめ
「手口」や「手法」は物事のやり方を示す時に使う言葉です。
「手口」は犯罪や悪事のやり方を示す時に使う言葉であり、「手法」は物事のやり方から芸術作品の技法や技巧に対して使うことが可能です。
