「小生」と「愚生」の違いとは?分かりやすく解釈

「小生」と「愚生」の違いとは?違い

この記事では、「小生」【しょうせい】と「愚生」【ぐせい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「小生」とは?意味

手紙やメールで自分という言葉をへりくだって伝えるとき使うのが「小生」【しょうせい】です。

面識がある親しい人に対しては近況報告したり、業務連絡を同僚へ伝えるとき男性のみが使う一人称です。

同僚や目下の者に対しては書面上にて謙虚に自分のことを伝えるとき使うので、取引相手や上司に対しては失礼になるため使うのは控えた方がいいでしょう。


「愚生」とは?意味

自分を主張せず、へりくだって伝えるとき使うのが「愚生」【ぐせい】です。

知識が乏しく、人よりも能力が劣っているといったさまという意味から、謙虚さを用いて自分のことを話すわけです。

とくに、職場では目上の人や取引先相手に対して自分をへりくだってどのような人物かを話します。

この言葉は家族全員を指すのではなく、一人称の代名詞として使う言葉になります。


「小生」と「愚生」の違い

「小生」「愚生」の違いを、分かりやすく解説します。

面識がある親しい人や、同僚に対して男性が手紙を出すときにへくりだって自分のことを伝えられる言葉です。

もう一方の「愚生」は、書簡で用いる言葉であり、謙虚に伝えるわけです。

「愚生と同級生」といったときは、わたくしと同年代の生徒との思い出を述べるためあえてこの言葉を使い、真面目な文章にします。

「小生」の例文

・『午後は小生が取引先から車で本社へ向かうと伝えた』
・『お手数ですが、なるべく早く小生まで連絡をお願いします』

「愚生」の例文

・『仕事が終わらない愚生は、来年まで東京に戻れそうにない』
・『愚生の学生時代は異性と手を繋いで歩くのは恥ずかしい行為だった』

まとめ

どちらも男性が自分のことをへりくだって用件を伝えるときに使う言葉ですが、少し使う状況や意味に違いがありますので、自分なりに使い方を工夫してみるといいでしょう。

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