「本案件」と「本件」の違いとは？分かりやすく解釈

「本案件」と「本件」には、どのような違いがあり、どのように使い分ければ良いのでしょうか。

この記事では、「本案件」と「本件」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本案件」とは?

「本案件」の「案件」とは、問題となっている事柄や審議が必要な事柄。

訴訟になっている事件などを意味します。

そのことから、「本案件」は、この問題となっている事柄。

この審議が必要な事柄。

などを表す言葉となります。

「本案件」の場合、ビジネスシーンなどでもよく用いられ、「本案件につきまして」や「本案件について確認したく」などといった形で用いられます。

「本件」は、簡単に言えば、この件やこの事柄です。

主に事件を指す際に警察で用いられることが多く、取り調べの際に「本件」といった言葉が良く用いられています。

「別件」つまり、別の事柄に対し、この事柄といったことを伝える際に「本件」が用いられています。

「本件」は、主に警察での取り調べ時に用いられる事が多く、「本件について」や「本件に関して」などといった形で用いられます。

ただし、「本件」の場合は、一般的にも広く用いられるといった特徴もあります。

「本案件」は、ビジネスシーンで用いられることが多く、この問題となっている事柄。

この審議が必要な事柄などを指す言葉になります。

一方、「本件」は、事件を指す際に用いられることが多く、この事件、この件、などを指す言葉となり、その点に違いがあります。

・『本日は本案件について確認したくお電話させて頂きました』
・『本案件はいまだに解決することができていない』
・『本案件を早く解決する必要がある』
・『本案件は社内で問題案件と言われている』

・『本件については、すぐに対応させて頂きます』
・『本件に関する罪名は殺人罪にあたります』
・『本件に関係のない質問は控えて頂きたい』
・『私自身、本件において責任を持って対応しているつもりです』

以上のような微妙な違いが「本案件」と「本件」にはあります。