「損失」と「赤字」の違いとは?分かりやすく解釈

「損失」と「赤字」の違いとは?違い

この記事では、「損失」「赤字」の違いを分かりやすく説明していきます。

「損失(そんしつ)」とは?

「損失」には以下の意味が含まれています。

「損ない失うこと、とりわけ、利益や資産などを失うこと」
「電力や動力などのエネルギーが有効活用されず、不要な熱などの形で失われること」
「損失」の類義語には「損害(そんがい)」「被害(ひがい)」「不利益(ふりえき)」「損(そん)」「マイナス」「ロス」、そして、後述する「赤字(あかじ)」などがあります。

「損失」の対義語には「益を得ることや利得」を意味する「利益(りえき)」があります。


「損失」の使い方

「損失」は名詞として使われています。


「赤字(あかじ)」とは?

「赤字」には以下の意味が含まれています。

「赤色の文字」「赤色のインクで書いた文字」
「校正などで、訂正や補筆した文字、及び記号」
「支出が収入より多いこと」
「支出が収入より多いこと」という意味での「赤字」の類義語には、先述した「損失」をはじめ、「採算割れ(さいさんわれ)」「丸損(まるぞん)」などがあります。

「赤字」の使い方

「赤字」は名詞として使われています。

「損失」と「赤字」の違い

「損失」は主に「(利益や資産などを)損ない失うこと」という意味を表します。

対して、「赤字」には「支出が収入よりも多いこと」という意味が含まれています。

近しい意味を含めることから、2語は類義語の関係に当たると言えます。

「損失」の例文

・『今回の円高により甚大な損失が発生した』

「赤字」の例文

・『決算短信を確認したところ、去年の赤字は改善傾向にあるようだ』

まとめ

「損失」「損ない失うこと、とりわけ、利益や資産などを失うこと」「電力や動力などのエネルギーが有効活用されず、不要な熱などの形で失われること」という意味を表す言葉です。

対して、「赤字」「赤色の文字」「赤色のインクで書いた文字」「支出が収入より多いこと」という意味を表す言葉です。

近しい意味を含めている2語は類義語の関係に当たると言えます。

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