この記事では、「コスト」と「コスパ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コスト」とは?
「コスト」とはなにかのために必要となる費用や経費です。
たとえば小売店が物を売って金銭を得るためには卸売から商品になるものを仕入れる必要がありますが、それを仕入れる時に払う代金が仕入れ値という「コスト」となります。
このように基本的にはお金について言及する言葉ですが、金銭だけではなくそれを取り扱えるようになるまでの時間や労力を指して使われることもある言葉です。
「コスパ」とは?
「コスパ」とは費用に対する効果を指す言葉です。
コストパフォーマンスの略語であり意味もそれを日本語訳した費用対効果と同じものになります。
金銭や時間や労力を見て使われる点は「コスト」と同じですが、単純に「コスト」だけを見るのではなくそれに対する効果まで含めて考えるのが「コスパ」です。
そのため「コスト」が低ければ良いわけではなく、なにかの10個セットの商品が1000円で買える店と、同じ商品が30個セットが2000円で買える店であれば単価の高い後者のほうが「コスパ」が良くなります。
「コスト」と「コスパ」の違い
「コスト」と「コスパ」の違いを、分かりやすく解説します。
なにかに掛かる費用や経費を指す言葉が「コスト」で、なにかの費用に対して得られる効果を指す言葉が「コスパ」です。
「コスト」は対価となる金銭あるいは時間や労力を見て決まりますが、「コスパ」は金銭や時間や労力という対価だけでなくそれと釣り合いになる効果やメリットも含めて決まります。
まとめ
費用だけを見る言葉が「コスト」で、それとそれで得られるメリットを指す言葉であるコストパフォーマンスを略した言葉が「コスパ」と考えれば違いはすぐに把握できるでしょう。
実際に得をしたいなら「コスト」だけを見ずに「コスパ」を見なければ、出費が少なくても得られるものも少ないという結果になりかねません。