「というていで」と「という体で」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「というていで」と「という体で」の違いを分かりやすく説明していきます。
「というていで」とは?
「というていで」の意味は、ある状態またはある様子を表すことです。
言い換えれば、そのようなふりをすることと同じです。
例えば、「何も聞いていないというていで」とは、「何も聞いていないふりで」となります。
実際には事前にあることについて話を聞いているにも関わらず、その場では知らないふりをすることを意味します。
「という体で」とは?
「という体で」の意味は、ある状態またはある様子を表すことです。
「というていで」を漢字に変換したものが「という体で」となります。
ただし、「体」という漢字が用いられることによって、平仮名遣いよりも、より、見た目を意味する言葉になります。
「何も思っていないという体で話を聞く」の場合、動揺していないフリをしながら話を聞くことを意味し、実際には、動揺を隠しきれないような状況を意味するものとなります。
このように、「という体で」の場合、表情や態度に現れる見た目を意味する際に特に適した言葉となります。
一方、「という態で」の場合は、状況や動きをより強調したものとなります。
「というていで」と「という体で」の違い
「というていで」を漢字に変換したものが「という体で」となります。
そのため、意味において大きな違いはありません。
どちらも、ある状態またはある様子を表すことを意味します。
そのうえで、「体」の漢字を使用することで、平仮名よりも、より見た目を意味する言葉になるといった違いがあります。
また、状況や動きをより強調したい場合は、「態」を用いて、「という態で」が適切な漢字の選び方となります。
まとめ
以上のような違いのある、「というていで」と「という体で」。
基本的には、同じ意味として用いられることが多く、また、平仮名表現で用いられることが多い言葉となります。