この記事では、「物性」と「特性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「物性」とは?
物性は、ぶっせいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ぶったいやぶっぴんといった意味を持っている物の漢字に、生まれ付きやせいしつといった意味を有する性の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ物性は、物質の物理的性質という意味を表すのです。
「物性」の言葉の使い方
物性は、物質が持っている熱的、電気的等といった性質といった意味に使われる言葉となっています。
要するに物質が所有している、物理的な性質や特徴に対し、この言葉が使用されているのです。
「特性」とは?
特性は、とくせいと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、目立って著しい様等の意味の特の文字に、本来のせいしつとか、ひんしつといった意味がある性の文字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から特性は、そのものだけが持っている優れた性質といった意味を示します。
「特性」の言葉の使い方
特性は、特有の優れた性質という意味の言葉として用いられているのです。
つまりは、そのものが所有している長所といった意味を表現する言葉として、使われています。
「物性」と「特性」の違い
物性と特性の漢字表記を見比べれば即座に、最初の漢字が、物と特という明確な違いがある事に気付けるものです。
所が2文字目の漢字は共に性の漢字であり、どちらも性質に関する意味を有する言葉同士となっています。
とはいえ物性は、物質が持つ物理的性質という意味の言葉です。
一方の特性は、そのものが持つ優れた性質という意味の言葉だったりします。
まとめ
2つの言葉は、性という共通の漢字がある上に、どちらも性質に関連した意味を所有している言葉同士です。
ただし最初の漢字が違う事で、表現する意味には相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに物性は、物質が持っている物理的な性質という意味を表すのです。
対する特性は、そのものが有している優れた性質という意味を示します。
