「頻繁」と「絶えず」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「頻繁」と「絶えず」の違いとは?違い

この記事では、「頻繁」「絶えず」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「頻繁」とは?

短期間に何度も起こることを「頻繁」【ひんぱん】といいます。

しきりに起こるため、それほど驚愕する出来事ではないと受け止められるとき使われている言葉です。

使い方としては、「頻繁に車の上に鳥が糞をする」といい、何度もするので仕方がないとあきらめるか、対策を考えます。

このように、しょっちゅう客が来て苦情を言ってくる、渋滞が起きるといった日常生活で起こるあまり良くない出来事で困惑する場面で使われています。


「絶えず」とは?

止ることなくずっと動いている状況を「絶えず」【たえず】といいます。

「絶えず赤い液体が流れてくる」というように、途絶えることなくずっと同じ状態が続く様を表すわけです。

また、引き続きずっと行動する、作業して商品を作るといった場面でも使われています。

このように、ずっと眠りが続いている人の様子や、切れ目がない流れを簡単には止められない状況に戸惑うときに使う言葉です。


「頻繁」と「絶えず」の違い

ここでは「頻繁」「絶えず」の違いを、分かりやすく解説します。

何度も行なわれる行動や行為を「頻繁」といいます。

「頻繁に電話が鳴る」といえば、1日のうちに何度も呼び出し音が鳴り響くので応対するのに忙しいという意味になるわけです。

それほど数多く起こる出来事を指します。

もう一方の「絶えず」は水が流れたり、作業が行なわれている様子を伝える言葉です。

流れが途絶えない、人の波が途切れずに続くといった状況を伝えるときにも使われています。

「頻繁」の例文

・『冷蔵庫から異音が頻繁にするので買い換えた』
・『頻繁に野菜を届けてくる親戚に商品券を渡した』

「絶えず」の例文

・『絶えず作業して、お正月前におせちを届けた』
・『火災現場で絶えず放水して、火の勢いを弱めた』

まとめ

何度も行なわれる行為を指す言葉ではありますが、回数を表すときは「頻繁」を使い、とめどなく流れる様子を伝えるなら「絶えず」を使うと覚えるといいでしょう。

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