この記事では、「上界」と「上限」の違いを分かりやすく説明していきます。
「上界(じょうかい)」とは?
「上界」には以下の意味が含まれています。
・仏教用語における「天上の世界」や「天上界」、「色界と無色界」
・「数学において、実数の集合のどの数よりも小でない数」
仏教用語としての「上界」の対義語には「下界」や「欲界」があります。
「上界」の使い方
「上界」は名詞として使われています。
「上限(じょうげん)」とは?
「上限」には以下の意味が含まれています。
・「上の方の限界」
・「時代の古いほうの限界」
・「数学において、上界のうちで最小の数や定積分で積分区間上の限界」
「上限」の類義語には「上端(うわば)」や「限度(げんど)」、「限界(げんかい)」や「最大限(さいだいげん)」、「リミット」などがあります。
「上限」の対義語には「下限(かげん)」があります。
「上限」の使い方
「上限」は名詞として使われています。
「上界」と「上限」の違い
「上界」は仏教用語としての意味のほか、数学において「実数の集合のどの数よりも小でない数」という意味を表します。
一方、「上限」は「上の方の限界」や「時代の古いほうの限界」のほか、数学において「上界のうちで最小の数や定積分で積分区間上の限界」という意味を表します。
「上界」の例文
・『仏教における上界など、ほとんどの宗教には共通して天上の世界が定義されている』
「上限」の例文
・『借入可能額の上限は年収の3分の1とされている』
まとめ
「上界」は仏教用語としては「天上の世界」や「色界と無色界」という意味を、数学においては「実数の集合のどの数よりも小でない数」という意味を表します。
そして、「上限」は「上の方の限界」や「時代の古いほうの限界」という意味のほか、数学においては「上界のうちで最小の数や定積分で積分区間上の限界」という意味を表します。