最近はよく行われているダンスコンテストのような場所で、審査員が自身の考えを述べるときに使われる言葉で、「講評」とか「総評」というものがあります。
これらは明確に区別されているようですが、違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、「講評」と「総評」の違いを分かりやすく説明していきます。
「講評」とは?
「講評」とは、多くの講演や、パフォーマンス、芸術作品のコンテストや論文等の執筆物などの評価を行うことです。
通常は、審査員やレビューアーなどの立場の人によって、専門的な検知から行われるのが普通ですが、場合によっては一般の人が行うこともあります。
多くの場合は、より良い作品を生み出すための指導的な意味が含まれます。
「総評」とは?
「総評」とは、何かの作品に対しての評価をする際に、総合的な見地で評する事を言います。
したがって、通常は個々の詳細な部分での記述は抑えられて、どういった印象であるとか、どういった意味がある等の作品の意義に関する記述が多く含まれます。
「講評」と「総評」の違い
「講評」と「総評」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、共になにかを何かを評する事を表すという意味では同じです。
しかし、何をどういう目的で評するかが微妙に違います。
つまり、「講評」で評するのは、講演や技術作品、論文などの創作物で、多くの場合は作者や参加者を指導するために行われます。
一方、「総評」は、評するものはなんでもよく、総合的な評価を知るのが目的になります。
したがって、「総評」の場合は、あまり細かい部分には言及しないのが普通です。
まとめ
この記事では、「講評」と「総評」の違いを、解説してきました。
コンテストや発表会などで、審査員が行う「総評」は、場合によっては、どう考えても「総評」ではないことがよくあります。
これは、審査員として選ばれたということの責任を重く受け止めたばかりに、全て言わずにはいられなくなってしまうという状況なので、気持ちは理解はできます。