この記事では、「率直」と「素直」の違いを分かりやすく説明していきます。
「率直」とは?
「率直」は「そっちょく」と読みます。
意味は「ありのままで隠すところがない様子」のことです。
相手に対し遠慮なく、自分が感じたままであることを表します。
「率直」の言葉の使い方
「率直」は名詞・形容動詞として「率直に述べる・述べた」「率直な意見」などと使われます。
「率」「ひき(いる)」とも読み「全体をまとめて連れて行く」「あるがまま」「飾らない」という意味、「直」は「なお(す)」とも読み「曲がっていない」「真っすぐ」「正直」という意味、「率直」で「飾らず真っすぐなこと」になります。
「素直」とは?
「素直」は「すなお」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ありのままで飾り気がない様子」という意味です。
2つ目は「性格や態度などがひねくれていない様子」という意味です。
3つ目は「物の形などがまっすぐでゆがんでいない様子」という意味です。
4つ目は「技芸などにくせがない様子」という意味です。
5つ目は「ものごとが支障なく滑らかに進む様子」という意味です。
「素直」の言葉の使い方
「素直」は名詞・形容動詞として「素直だ・である」「素直に答える」「素直な髪」などと使われます。
「素」は「染めてない絹」から転じて「手を加えていない」「持って生まれた」「ものを成り立たせるもと」という意味、「直」は「曲がっていない」「真っすぐ」「正直」という意味、「素直」で「持って生まれた性質が曲がっていないこと」になります。
「率直」と「素直」の違い
「率直」は「飾らず真っすぐなこと」です。
「素直」は「持って生まれた性質が曲がっていないこと」です。
「率直」の例文
「率直」の例文は以下の通りです。
・『率直な感想を聞かせて欲しい』
・『率直な意見を述べる』
・『率直に言ってありふれた内容だった』
「素直」の例文
「素直」の例文は以下の通りです。
・『彼女は素直な性格で先輩から好かれている』
・『子供が悪いことをして素直に謝る』
・『素直な髪で羨ましい』
まとめ
今回は「率直」と「素直」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。