この記事では、「受け入れる」と「受け容れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「受け入れる」とは?
「受け入れる」は「うけいれる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「中にはいる様にすること」です。
2つ目は「人や物を迎えて自分の組織に加えたり、引き取ったりすること」という意味です。
3つ目は「人の意見や要求などを認めてよしとすること」という意味です。
「受け入れる」の言葉の使い方
「受け入れる」は「受ける」の連用形「受け」+動詞「入れる」で成り立っています。
「受ける」は「自分の方に向かってくるものを支え止めたり、取って収めたりする」「差し出されたものを自分の方に取り入れる」という意味、「入れる」は「外側にあるものを、ある範囲内、内側の場所に移す」という意味、「受け入れる」で「外からこちらに向かってくるものを支え止めて自分の側へ移すこと」になります。
日常的にはこちらの表記を使うことが多くなります。
「受け容れる」とは?
「受け容れる」は「うけいれる」と読みます。
意味は「人の意見や要求などを認めてよしとすること」で、「受け入れる」の意味のひとつに含まれます。
「受け容れる」の言葉の使い方
「受け容れる」は動詞「受け」+「入れる」で成り立っています。
受ける」は「自分の方に向かってくるものを支え止めたり、取って収めたりする」「差し出されたものを自分の方に取り入れる」という意味、「容れる」は「認めてやる」「承知して聞き入れる」という意味、「受け容れる」で「自分に向かってくるものや主張などを承知して聞き入れること」になります。
「受け入れる」と「受け容れる」の違い
「受け入れる」は「外からこちらに向かってくるものを支え止めて自分の側へ移すこと」です。
「受け容れる」は「自分に向かってくるものや主張などを承知して聞き入れること」です。
「受け入れる」の例文
「受け入れる」の例文は以下の通りです。
・『転入生を受け入れる』
・『雨漏りの水滴を受け入れる器』
・『飛んでくるボールをカゴに受け入れる』
「受け容れる」の例文
「受け容れる」の例文は以下の通りです。
・『文化の違いを受け容れる』
・『従業員の要求を受け容れる』
・『改革案を受け容れる』
まとめ
今回は「受け入れる」と「受け容れる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。