「賛歌」と「讃歌」の違いとは?分かりやすく解釈

「賛歌」と「讃歌」の違いとは?違い

この記事では、「賛歌」「讃歌」の違いについて紹介します。

賛歌とは?

賛歌とは、讃歌のことです。

賛歌の「賛」には、元々「讚」という字が使われていました。

「讚」は常用漢字ではなかったので、その代わりとして「賛」を使うようになったのです。

しかし、「賛」ではなく「讃」を使う人もいます。


讃歌とは?

讃歌とは、褒め称える気持ちを表す歌のことをいいます。

フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの曲には「愛の讃歌」がありますが、愛を称える歌として知られています。

シャンソンを代表する名曲として知られており、多くのミュージシャンがカバーしています。

日本でも越路吹雪が歌った愛の讃歌が大ヒットし、NHKの紅白歌合戦でも披露されました。

また、讃歌は信仰対象を讃美する歌のことを指す場合もあります。

イムヌス(hymnus)はキリスト教の聖歌の1つで、日本語にすると讃歌と訳されています。

キリスト教の初期の聖歌は、そのほとんどがキリストや聖人を讃美するためのものでした。

また、キリスト教でもカトリックでは讃歌を使うことが多いですが、プロテスタントの場合には讃美歌と呼ぶことが多いです。

讃美歌は礼拝や集会などで、神を称えるために歌います。

それから古代インドにもリグ・ヴェーダという讃歌がありました。

リグ・ヴェーダっは古代インドのバラモン教の聖典ヴェーダの1つで、1028篇の讃歌から成っています。

紀元前1500年から1000年頃に作られたといわれています。

リグ・ヴェーダは、現世や来世の幸福を祈念する讃歌になります。


賛歌と讃歌の違い

賛歌と讃歌は漢字が違うだけで、その意味は全く同じです。

どちらも使い方としては正しいので、「賛歌」「讃歌」も使用することができます。

どちらも褒めたたえる気持ちを表す歌で、信仰の対象を讃美する歌のことを指している場合もあります。

まとめ

賛歌と讃歌は漢字が違うだけで、意味は同じになります。

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