この記事では、「欠損」と「欠品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「欠損」とは?
「欠損」は「けっそん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物体の一部が壊れて取れてしまい失われること」という意味です。
2つ目は「会計用語で、収益より支出の方が大きくなり赤字を出すこと」という意味です。
「欠損」の言葉の使い方
「欠損」は名詞として「欠損する・した」「欠損品」などと使われます。
「欠」は「か(ける)」とも読み「物の一部がえぐれてなくなる」転じて「あるべきものが不足する」という意味、「損」は「そこ(なう)」とも読み「減らしたり傷つけたりする」転じて「利益を減らすこと」という意味、「欠損」で「物の一部が減ったり傷ついたりしてなくなること」「利益が減って赤字になること」になります。
「欠品」とは?
「欠品」は「けっぴん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「客の注文した品物が売り場にないこと」という意味です。
2つ目は「品物が店になく、注文に応じられない状態」という意味です。
「欠品」の言葉の使い方
「欠品」は名詞として「欠品する・した」「欠品中」などと使われます。
「欠」は「物の一部がえぐれてなくなる」「あるべきものが不足する」という意味、「品」は「しな」とも読み「売り物」「商品」という意味、「欠品」で「あるべき商品が不足すること」になります。
「欠損」と「欠品」の違い
「欠損」は「物の一部が減ったり傷ついたりしてなくなること」「利益が減って赤字になること」です。
「欠品」は「あるべき商品が不足すること」です。
「欠損」の例文
「欠損」の例文は以下の通りです。
・『部品が欠損して動かなくなる』
・『故意・過失による欠損は補償対象外になります』
・『欠損金を繰越控除にする』
「欠品」の例文
「欠品」の例文は以下の通りです。
・『人気のソフトが欠品続きだ』
・『商品欠品の為キャンセルする』
・『ネットショップで常に欠品中となっている』
まとめ
今回は「欠損」と「欠品」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。