「旧家」と「名家」の違いとは?分かりやすく解釈

「旧家」と「名家」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「旧家」「名家」の違いを分かりやすく説明していきます。

「旧家」とは?

この言葉には2つの意味があります。

ひとつは、古くから続いている家です。

ただ古いというだけでなく、由緒ある家柄のことをいいます。

特定の地域において、その地域で社会的地位を築いてきた古くからある家などのことをいいます。

たとえば、古くはその土地の地主だった、そしてその家が続いているといった場合が、この言葉が意味するものにあてはまります。

もう一つの意味は、昔住んでいた家です。

由緒ある家かどうかは関係ありません。

「旧」はふるい、以前の、年月を経ているという意味を持つ漢字、「家」は人の住む建物、一族という意味を持つ漢字です。

このことから「旧家」には、年月を経ている一族、以前の家という意味があることがわかります。


「名家」とは?

この言葉には4つの意味があります。

ひとつは、名声と人望のある家柄です。

名門という意味になります。

2つめは、 公卿の家格のひとつのことです。

3つめの意味は、その道で他の人たちよりも能力などが優っている人です。

名人ともいえます。

たとえば、書道において能力が優れている人などのことをいいます。

4つめは中国で春秋戦国時代の学派のひとつです。

諸子百家の一つを意味します。

「名」という漢字には、なまえ、すぐれているという意味があります。

「名家」という言葉には、名前、優れているという意味が含まれているのです。


「旧家」と「名家」の違い

「旧家」「名家」の違いを、分かりやすく解説します。

由緒ある家柄という意味は同じです。

それぞれの言葉にはいくつかの意味があり、その部分に違いがあります。

前者の場合は「旧」という漢字を使っているように、古いという意味が含まれています。

後者の場合は、その道で優れた人という意味もあります。

まとめ

由緒のある家という意味は同じですが、それぞれ複数の意味を持っており、その部分に違いがあります。

違い
違い比較辞典