この記事では、プロ野球の「球団社長」と「オーナー」の違いについて紹介します。
球団社長とは?
球団社長とは、球団の運営会社の長で経営の責任を担う立場あにあります。
日本のプロ野球には、セ・リーグとパ・リーグを合わせて12の球団があります。
セ・リーグに所属する東京ヤクルトスワローズの場合、運営会社は株式会社ヤクルト球団です。
その株式会社ヤクルト球団の代表取締役社長を務めているのが衣川剛で、球団社長になります。
球団社長の役割はそれぞれの球団によっても違いますが、選手の年俸の決定したりマーケティング等に関わります。
チームを統括したり指揮をとるのは、GMや監督の役割になります。
オーナーとは?
オーナーとは、球団の筆頭株主の代表者のことをいいます。
東京ヤクルトスワローズの場合、出資しているのはヤクルト本社とフジ・メディア・ホールディングスです。
ヤクルト本社の出資比率は80%なので、ヤクルト本社がオーナー企業となります。
また、球団社長である衣笠剛がオーナー代行も務めています。
オーナー企業のトップがオーナーとなることが多いですが、プロ野球協約により球団役員ではないとオーナーと名乗ることはできないとされています。
そのためオーナー企業のトップとオーナーが別になることもあります。
また、横浜DeNAベイスターズのオーナー何場智子は株式会社ディー・エヌ・エーの創業者で、女性として初めてプロ野球のオーナー会議の議長を務めました。
球団社長とオーナーの違い
球団社長は球団の運営会社の長で、オーナーは球団のオーナー企業の代表者が務めることが多いです。
球団社長とオーナーの権限は、その球団によって違っています。
また、オーナーと球団社長は別の人物が務めることが多いですが、両方を兼務する場合もあります。
まとめ
球団社長は球団の運営会社の長です。
それに対してオーナーは、球団のオーナー企業の代表者になります。