「悪友」と「親友」はどちらも友達を表す言葉です。
2つの言葉はそれぞれどのような友達を指しどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「悪友」と「親友」の違いを解説します。
「悪友」とは?
「悪友」とは、「悪い友達」を指す言葉です。
「悪友」の使い方
悪い遊びを教えたり悪の道に引きずり込んだりなど交際しても良い結果にならず悪いことしか起きない友達を指します。
本来は付き合いを断った方がいいような悪い関係性に対して用いられる表現ですが「一緒に悪いことをするくらい仲の良い友達」という意味でも使われています。
こちらの意味合いは「良いことも悪いことも含めて付き合ってきた腐れ縁で繋がったような深い友達」というニュアンスが込められた表現です。
「親友」とは?
「親友」とは、「特に親しい友達」を指す言葉です。
「親友」の使い方
何事も包み隠さず腹を割って話せるような特に親しい友達を指します。
友達がたくさんいる人でもその中で本当に信頼できるのは一握りです。
困った時に頼れるような心の底から信じ合える友達が「親友」であり、自分も相手のためなら骨身を惜しまず尽くすくらい親しい関係性に対して用いる表現です。
「悪友」と「親友」の違い
いい意味でも悪い意味でも関係が近い友達が「悪友」、信頼関係で結ばれた本当の友達が「親友」という違いで区別されます。
どちらも非常に親しい間柄を表していますが「悪友」が清濁併せ呑むような意味での親しさを表すのに対し、「親友」は相手に迷惑をかけたくないと思うような親しさを表すという違いがあります。
積極的に悪事に巻き込むのが「悪友」、悪事に巻き込みたくないと思えるのが「親友」というのが2つの言葉の違いです。
「悪友」の例文
・『悪友と一緒に酒を飲む』
・『小さい頃から腐れ縁でつながってきた悪友』
「親友」の例文
・『親友のために力を貸す』
・『苦しい時に力になってくれるのが親友である』
まとめ
「悪友」と「親友」は同じ友達でもまったく違う存在です。
お互いの関係性に注目して2つの言葉を使い分けてください。