「快速」と「通勤快速」はどちらも目的地まで早く行ける便利な電車です。
急いでいる時にありがたいこの2つの電車はどのような違いで区別されるのでしょうか。
今回は、「快速」と「通勤快速」の違いを解説します。
「快速」とは?
「快速」とは、「目的地に早く着くため一部の駅をとばし主要な駅のみに停車する列車」を指す言葉です。
「快速」の使い方
鉄道路線には停車する駅が複数設けられていますが利用する人の数は同じではありません。
全ての駅に停車していると時間がかかってしまうことから鉄道会社は急ぐ人向けのサービスとして利用者数の少ない駅に停車せず主要な駅のみに停車することで目的地までの到着時間を早める列車を運行しています。
スピードアップのため一部の駅を飛ばす列車が「快速」です。
各駅停車に比べて早く目的に着きますが扱いとしては普通列車なので急行料金や特急料金は不要です。
「通勤快速」とは?
「通勤快速」とは、「目的地駅まで早く着くように通勤時間帯にだけ運行される列車」を指す言葉です。
「通勤快速」の使い方
通勤時間帯は利用者が集中するため列車は混雑します。
通勤時間帯の利用者はターミナル駅など特定の駅の利用者が多いことから通常の運行よりもさらに停車駅を絞り早く目的地に着くことが顧客サービスにつながります。
通勤時間帯だけに運行される停車駅が絞られた列車が「通勤快速」です。
「快速」と「通勤快速」の違い
目的地に早く到着するため各駅に停まらない列車が「快速」、通勤時間帯に限って運行するさらに停車駅の少ない列車が「通勤快速」という違いで区別されます。
「快速」の例文
・『急いでいるので快速に乗る』
・『快速が停まらないので各駅停車に乗る』
「通勤快速」の例文
・『8時台は通勤快速が運行されている』
・『通勤快速なら各駅停車より15分早く着く』
まとめ
「快速」と「通勤快速」では運行時間帯と停まる駅が違います。
同じ名称でも鉄道会社によって扱いに違いが見られることがあるので注意してください。