この記事では、「謝金」と「賃金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「謝金」とは?
「謝金」は「しゃきん」と読みます。
意味は「業務を行う上で必要と判断して、雇用関係がない者に依頼した仕事の成果に対し支払われる報酬のこと」です。
社外の人に依頼する仕事の謝礼金のことで、「講演料・原稿執筆量・校正料・翻訳料」など専門的な知識を必要とするサービスを外注した時に使われます。
「謝金」の言葉の使い方
「謝金」は名詞として「謝金を支払う・支払った」「謝金が発生する」などと使われます。
「謝」は「あやま(る)」とも読み「わびる」「礼を言う」から転じて「お礼やおわびを表す金品」という意味、「金」は「かね」とも読み「お金・貨幣」という意味、「謝金」で、「お礼を表すお金」になります。
「賃金」とは?
「賃金」は「ちんぎん」と読み、意味は以下の通りです。
「雇用関係がある労働者に対し、労働の対価として支払われる報酬のこと」です。
会社や組織として雇用契約を結んだ者が、労働を提供することにより支払われる、契約に基づいたお金のことです。
「賃金」の言葉の使い方
「賃金」は名詞として「賃金を支払う」「賃金を貰う」「賃金交渉」などと使われます。
「賃」は「労働や物の提供に対して支払う報酬」という意味、「金」は「お金・貨幣」という意味、「賃金」で「労働の提供に対して支払うお金」になります。
「謝金」と「賃金」の違い
「謝金」は「お礼を表すお金」です。
「賃金」は「労働の提供に対して支払うお金」です。
「謝金」の例文
「謝金」の例文は以下の通りです。
・『セミナーの講師に謝金を支払う』
・『謝金にも源泉徴収が発生する』
・『謝金を支払手数料として計上する』
「賃金」の例文
「賃金」の例文は以下の通りです。
・『男女の賃金格差をなくす』
・『労働時間に見合う賃金ではない』
・『彼は高い賃金を支払っても欲しい人材だ』
まとめ
今回は「謝金」と「賃金」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。