物事が当てはまらないことを表す言葉には「無関係」や「論外」があります。
この記事では、「無関係」と「論外」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無関係」とは?
「無関係」とは物事に対して関係性がないことを表す言葉です。
「無関係」は自分に対して関係性がないことを表す時にも使います。
「無関係」とは関わりがないことを表す言葉であり、類義語には「筋違い」や「的外れ」、「とんちんかん」などがあります。
「無関係」とよく似ている言葉には「無関連」があり、こちらはあまり使われません。
「論外」とは?
「論外」とは当面の議論に対して関係がないことや議論の範囲外であることを表す言葉です。
「論外」はこれ以外にもわざわざ論じるほどの価値がないことを表す時にも使います。
この場合の「論外」はくだらないことや話にならないと判断する時に使う言葉であり、ネガティブな意味の言葉として使われます。
「論外」は客観的な考え以外にも主観的な感想や判断、好き嫌いに対して使うことが可能です。
「論外」の類義語には「無意味」や「ナンセンス」などがあります。
「無関係」と「論外」の違い
「無関係」は関係性がないことを表す言葉であり、「論外」は議論するまでもない事柄や判断を表す時に使う言葉です。
「論外」は好き嫌いを判断する時にも使うことが可能です。
「無関係」の例文
・『その事件とは無関係だった人物が意外な線から容疑者候補に上がりました』
・『彼は無関係な様子で話をしているが、焦っているせいか汗が出てきました』
「論外」の例文
・『この計画における内容は全く練られていないので、このまま進めるのは論外と言えます』
・『こういった女性と付き合うのは論外だと思っていましたが、まさか彼女の方から告白してくるとは思いませんでした』
まとめ
「無関係」は関係性がないことを表す言葉であり、「論外」は議論するまでもないことや取るに足らないことを表す言葉です。