「立馬」と「ペガサス」は「馬」を共通点に持つ言葉です。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「立馬」と「ペガサス」の違いを解説します。
「立馬」とは?
「立馬」とは、「高い所の作業に用いる作業台」です。
「立馬」の使い方
天井工事や壁面の塗り替えなど人の身長よりも高い場所で行われる作業の時につかう作業台で、正式名称を「可搬式作業台」といいます。
はしご状の脚部と横に長い踏板で構成される持ち運び可能な移動式足場で構造としては「脚立」に似ていますが、脚立がはしごに足をかけて使い天板部分には乗らないのに対し「立馬」は天板部分に乗って使います。
見た目が四つ足で馬の姿に似ていることから「立馬」と呼ばれています。
「ペガサス」とは?
「ペガサス」とは、「ギリシャ神話に登場する翼を持ち空を自由に飛ぶ伝説上の馬」です。
「ペガサス」の使い方
海神ポセイドンのメデューサの子で馬の姿でありながら鳥の翼を持ち大空を自由に飛ぶ伝説上の存在です。
一般的には翼をもつ馬の総称として使われておりポセイドンの子供でなくても翼を持つ馬はすべて「ペガサス」と呼ばれています。
伝説上の生き物なので現実には存在しません。
日本語での呼び方は「天馬」です。
「立馬」と「ペガサス」の違い
内装工事などで利用する馬の形に似た移動式足場が「立馬」、伝説上の生き物である翼を持った馬が「ペガサス」です。
「馬」という共通点こそあるものの2つは全くの別物であり共通しているのは馬に関係しているという点以外にありません。
「立馬」の例文
・『外壁工事に立馬を使う』
・『立馬を折りたたんで車に乗せる』
・『立馬はアルミ製なので見かけよりも軽い』
「ペガサス」の例文
・『ペガサスのイラストを書く』
・『ペガサスに乗って空を飛ぶ』
・『ペガサスはほぼ全て白馬である』
まとめ
「立馬」と「ペガサス」は全くの別物です。
混同する心配もいらないほど共通点が見られず「馬」以外のつながりは一切ありません。
間違えることはまずありませんがそれぞれの正しい意味と読み方を憶えておきましょう。