この記事では、「全域」と「一円」の違いを分かりやすく説明していきます。
「全域」とは?
「全域(ぜんいき)」とは、その地域、区域の全体を意味しています。
またはその分野、領域の全体を表しています。
「全域」と似た意味を持つ語としては、「一帯」、「全体」、あるいは「範囲全体」などが挙げられます。
「一円」とは?
「一円」とは、かなり広い範囲で、その地域の全体を指しています。
または、「すべて」、「まるっきり」、「完全」などの意味を持っています。
「一円」と似ている語では、「一帯」、「広範(こうはん)」、または「全域」などがあります。
「全域」と「一円」の違い
「全域」と「一円」の違いを、分かりやすく解説します。
「全域」とは、その地域や区域の全体、あるいはその分野や領域の全体を言います。
一方、「一円」はかなり広い範囲で、その地域の全体を表しています。
「全域」はある特定の地域や分野のことを指していますが、「一円」はかなり広範囲で、その地域全体のことなので、この点に違いがあります。
「全域」の例文
・『市内全域にわたって注意を呼びかけました』
・『この状況が国内全域に広がっています』
・『県内全域で稲刈りが始まりました』
・『関東全域が対象となっています』
「一円」の例文
・『このビジネスで、まずは関東一円に展開していく予定です』
・『桜前線は東北一円まで北上しているようです』
・『日本海側一円が大雪になっています』
・『台風の影響は九州一円にまで広がっています』
まとめ
「全域」の「全」は「すべて」、「みな」、「まったく」などの意味があります。
また、「域」は「さかい」、「区切り」、「範囲」などを表しています。
一方、「一円」の「一」は、「ひとつ」、「はじめ」、「すべて」などの意味を持っています。
さらに「円」は、「まるい」、「完全な」、「えん」、「一帯」などを指しています。
それぞれの漢字の意味を見てみると、「全域」は「すべての範囲」、「一円」は「一帯すべて」と言うような意味合いになります。