この記事では、「カーディガン」と「ベスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カーディガン」とは?
カーディガンとは前開きになっているトップスで、毛糸やニットで作られているものをいいます。
襟はなく、ボタンが付いているものが多いです。
イギリスのカーディガン伯爵が考案したといわれており、彼の名前にちなんでカーディガンと呼ばれるようになりました。
カーディガン伯爵は陸軍の軍人で、怪我をした人が脱ぎ着しやすいように前開きの衣服を考えたとされます。
毛糸等でできたカーディガンは体を保温するために着るものですが、夏のエアコン対策などで身に着ける薄手のサマーカーディガンもあります。
「ベスト」とは?
ベストとは、袖の無い胴着のことをいいます。
胴着は上着と下着の間に身に着けるもので、ベストはシャツの上などに着るのが一般的です。
スーツの場合、ジャケットにベスト、スラックスの3つがセットになっていることが多いです。
元々ベストには袖がありましたが、細身のデザインのジャケットが主流になったことで袖が無くなったのです。
ベストにはフォーマルなものだけではなく、カジュアルなものもあります。
防寒用でダウンが入ったダウンベストや釣り用のフィッシングベスト、アウトドア用のトレイルベスト等が挙げられます。
ベストは英語のvestを日本語読みした言葉で、日本では昔はチョッキと呼ばれていました。
フランスではジレ、イギリスではウェストコートと呼ばれています。
イギリスでベストというと、袖のない肌着を指します。
「カーディガン」と「ベスト」の違い
カーディガンとベストの違いは、袖が付いているかどうかにあります。
カーディガンには袖があり、長袖のものが主流です。
ただし、半袖のカーディガンもあります。
それに対してベストには、袖がありません。
袖がないカーディガンは、カーディガンとは呼ばずベストになります。
まとめ
カーディガンとベストの違いは袖の有無です。
袖があるのがカーディガンで、袖がないのがベストになります。