「不順」と「不純」の違いとは?分かりやすく解釈

「不順」と「不純」の違いとは?違い

この記事では、「不順」「不純」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不順」とは?

「不順」「ふじゅん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとが調子よく運ばないこと」という意味で、通常とは違う良くない状態になることです。

2つ目は「順番がくるうこと」という意味で、決まった順番通りにならないことです。

3つ目は「道理に背くこと」という意味で、しかるべきやり方や考え方に従わないことです。


「不順」の言葉の使い方

「不順」は名詞・形容動詞として「不順だ・である」「天候不順」などと使われます。

「不」は打消しの助詞で「~でない」「~しない」という意味、「順」「筋道に従って進むこと」「相手に付き従う」「都合がよい」という意味、「不順」「筋道に従わって進まないこと」「都合が良くないこと」になります。


「不純」とは?

「不純」「ふじゅん」と読みます。

意味は、「混じり気があって清らかでないこと」です。

正しくない事、やましいこと、清潔ではないことなどを表します。

「不純」の言葉の使い方

「不純」は名詞・形容動詞として「不純だ・である」「不純な動機」などと使われます。

「不」は打消しの助詞で「~でない」「~しない」という意味、「純」「まじり気のない絹糸」から転じて「まじり気がない」「けがれがない」という意味、「不純」「良くないものが混じっていること」「けがれていること」になります。

「不順」と「不純」の違い

「不順」「筋道に従わって進まないこと」「都合が良くないこと」です。

「不純」「良くないものが混じっていること」「けがれていること」

「不順」の例文

「不順」の例文は以下の通りです。

・『天候不順の為に延期する』
・『体調不順で旅行できない』
・『生理不順で産婦人科の診察を受ける』

「不純」の例文

「不純」の例文は以下の通りです。

・『不順な動機でマッチングアプリを使う』
・『安いコスメは不純物が多い』
・『娘に不純な男女交際をさせない様にする』

まとめ

今回は「不順」「不純」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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