「流す」と「波及する」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「流す」と「波及する」の違いとは?違い

この記事では、「流す」「波及する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「流す」とは?

液体や気体などを一方向に動かすことを意味します。

例えば、『水道の蛇口をひねって水を流す』、『涙を流す』、『血を流す』などの使い方があります。

また、流すという言葉には、『物事をそのままにしておく』、『見逃す』、『忘れる』などの意味もあります。


「波及する」とは?

物事の影響が波のように徐々に広がることを意味します。

例えば、『政治的な出来事が社会に波及する』、『経済的な危機が世界に波及する』などの使い方があります。

また、波及するという言葉には、文化的な営みなどが一方から他方へ伝わっていくこともあります。


「流す」と「波及する」の違い

「流す」「波及する」の違いを、分かりやすく解説します。

「流す」とは、水や空気などの流体を動かすことや、涙や血などを出すことを意味します。

その一方で、「波及する」とは、物事の影響が波のように徐々に広がることを意味します。

また、「流す」「波及する」の違いについては、流すは、流体の動きや出し方を表し、波及するは、影響の広がり方を表すという点が挙げられます。

また、前者は自動詞と他動詞の両方の用法がありますが、後者は自動詞のみの用法です。

「流す」の例文

・『水道の蛇口をひねって水を流す』
・『彼の行いは決して許されることではないが、誠心誠意対応してくれたので、水に流すことにした』

「波及する」の例文

・『学校でのいじめが家庭や友人関係にも波及することがある』
・『コロナウイルスの感染拡大が経済にも大きく波及する』

まとめ

「流す」は、液体や気体などを動かして、ある場所から別の場所に移すことを意味します。

また、涙や血などを出すことや、音や光などを出すことも意味します。

その一方で、「波及する」は、ある物事の影響が他の物事にも及んで、同じような状態になることを意味します。

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