この記事では、「落手」と「拝受」の違いを分かりやすく説明していきます。
「落手(らくしゅ)」とは?
「落手」には以下の意味が含まれています。
・「手紙や品物などを受け取ることや手に入れること」
・「将棋や囲碁における悪手のこと」
「落手」の使い方
「落手」は名詞としてや、動詞として「落手する」などのように使われています。
主に、かしこまった文面などで使用されることの多い言葉ですが、敬語表現ではありません。
「拝受(はいじゅ)」とは?
「拝受」とは「金銭や物品を受け取ることをへりくだった表現」を意味する言葉です。
「拝受」の類義語には、おなじく「金銭や品物を受け取ること」という意味の敬語表現である「受領(じゅりょう)」があります。
「拝受」の使い方
「拝受」は敬語表現として名詞、及び動詞で使われています。
「落手」と「拝受」の違い
「落手」は「手紙や品物などを受け取ることや手に入れること」という意味を表す言葉です。
一方、「拝受」は「金銭や物品を受け取ること」という意味を含むへりくだった表現です。
「拝受」に対し、「落手」には「金銭を受け取ること」という意味は含まれません。
また、かしこまった文面で多く使用されますが、敬語表現ではないことにも注意しましょう。
「落手」の例文
・『お手紙たしかに落手いたしました』
・『先日、発送していただいた品物ですが、本日落手いたしました』
「拝受」の例文
・『お送りいただいた資料拝受しました』
・『お客様より申請書を拝受しました』
まとめ
「落手」は「手紙や品物などを受け取ることや手に入れること」や「将棋や囲碁における悪手のこと」という意味を表す言葉です。
そして、「拝受」とは「金銭や物品を受け取ることをへりくだった表現」を意味する言葉でした。
「落手」はかしこまった文面などで目にする言葉ですが、「拝受」のようなへりくだった敬語表現ではありません。