「財源」と「財政」の違いとは?分かりやすく解釈

「財源」と「財政」の違いとは?違い

この記事では、「財源」「財政」の違いを分かりやすく説明していきます。

「財源」とは?

「ざいげん」と読み、収入を生み出すもとのことをいいます。

「財」とは、宝やはたらきのことを指します。

貝と才が組み合わされた漢字です。

貨幣の象形文字と川の氾濫をせき止めるための木の象形文字からなり、宝をあらわしています。

「源」は、水流の発するところという意味があります。

よって、「財源」は、宝が発生するところという意味になります。


「財源」の使い方

お金の出処についていうときに使います。

「財源はどこにある」「財源が尽きる」などと、使用します。


「財政」とは?

「ざいせい」と読み、国家や地方公共団体などが、任務を遂行するために営む経済行動のことをいいます。

また、企業や、家庭、個人のふところ具合について言う場合もあります。

「財政」の使い方

国などが、国を継続するために必要な財力を得て、管理、処分することについていいます。

また、個人や企業などの経済状態についていう場合にも使用します。

「財政赤字」「うちの財政は厳しい」などと、使用します。

「財源」と「財政」の違い

「財源」は、収入を生み出すものをいい、「財政」は、経済活動、金回りのことをいいます。

似ているようですが、違います。

違いは、収入を生み出すもとと、公共的な存在や、個人などのお金の動きのバランスというところです。

「財源」の例文

・『お金のかかる理想ばかり掲げるけれど、財源はどこにあるのでしょうか』

・『財源もないのに、お金が必要なことばかりが次々と起こります』

・『日本の年金の財源は、保険料や税金、積立金などになります』

「財政」の例文

・『ほとんどの地方都市は財政難に陥っていて、人材も都会に流出しています』

・『我が家の財政を立て直すために、転職活動を始めました』

・『バランスシートが分からないと、企業の財政状況を知ることが出来ません』

まとめ

「財源」は、収入のみなもとという意味で、「財政」は、収入と支出のバランス、経済活動のことでした。

違いを知って、役立ててください。

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