「苦痛」と「痛み」の違いとは?分かりやすく解釈

「苦痛」と「痛み」の違いとは?違い

この記事では、「苦痛」「痛み」の違いを分かりやすく説明していきます。

「苦痛」とは?

「苦痛」「痛み」のことでありつつ、苦しむことを意味します。

なお、痛みを感じつつ痛みを苦しみと感じない場合、「苦痛」は成立せず、「苦痛」はあくまで痛みというものを精神や肉体が受け付けないことを「苦痛」と呼びます。

よって、痛みを感じているが痛みが心地よいと感じる場合や、痛みこそが生きている実感であると考え、安心を覚えるなどの場合は、「苦痛」は成立しません。


「痛み」とは?

「痛み」は、状態のことで、体に激痛や鈍い痛覚があれば、成立します。

なので、「痛み」という言葉は痛さはどうでもよくとりあえず、痛いという激痛とか痛覚を体が感じ取れば、成立です。

よって、「心の痛み」というものも、状態の変化において心が傷つけば成立し心に激痛が走ったり痛覚を感じるようであれ場「痛み」が成立します。


「苦痛」と「痛み」の違い

両者の違いは、激痛とか痛覚を感じるに際して苦しみを感じているか、苦しみなんかはどうでもよいかと考えるかです。

「苦痛」は苦しみを感じている必要があるので、痛いという痛覚を感じるうえで、痛さを心地よいと感じた場合不成立になります。

一方で、「痛み」は、痛ければ成立ですので、心地よい痛さや激痛に関係なく痛覚を感じれば成立です。

「苦痛」の例文

・『がんの闘病で苦痛を味わう』

「痛み」の例文

・『虫歯で歯に痛みがある』

まとめ

「苦痛」に関しては、痛覚を感じるにおいて苦しいとか耐えられないという感情がないと不成立になります。

よって、痛さを気持ちよいと感じた場合「苦痛」は成立しません。

一方で、「痛み」は、痛覚を感じていたいと感じれば成立するので激痛だろうと蚊に刺された痛さだろうと関係なくどんな痛覚でも「痛み」は成立します。

もっと言えば、「痛み」は苦痛を感じようが感じまいが痛ければ成立ですので腕が折れようと蚊に刺されようと痛ければ成立です。

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