この記事では、「私用」と「私物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「私用」とは?
「私用」は「しよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の個人的な用事に使うこと」という意味で、社会的な目的で使用するべきものを、個人的な目的で使用することです。
2つ目は「自分の個人的な事柄」という意味で、仕事など社会的な事柄ではなく、自分だけの都合による事柄のことです。
「私用」の言葉の使い方
「私用」は名詞として「私用する・した」「私用電話」「私用による遅刻」などと使われます。
「私」は「わたくし」とも読み「公でない個人の立場」「自分だけに関すること」という意味、「用」は「使う」「やっておくべき事柄」という意味、「私用」で、「自分だけに関することで使う」「自分だけに関するやっておくべき事柄」になります。
「私物」とは?
「私物」は「しぶつ」と読みます。
意味は「公のものでなく、個人で所有する物品・財貨」です。
その人が個人的に手に入れたもの全てに使われます。
「私物」の言葉の使い方
「私物」は名詞として「私物を預ける」「私物化する」「私物入れ」などと使われます。
「私」は「公でない個人の立場」「自分だけに関すること」という意味、「物」は「有形・無形で存在しているすべてのもの」という意味、「私物」で「自分だけに関するすべてのもの」になります。
「私用」と「私物」の違い
「私用」は「自分だけに関することで使う」「自分だけに関するやっておくべき事柄」です。
「私物」は「自分だけに関するすべてのもの」です。
「私用」の例文
「私用」の例文は以下の通りです。
・『会社のボールペンを私用する』
・『仕事中に私用電話は控えるべきだ』
・『本日私用により早退致します』
「私物」の例文
「私物」の例文は以下の通りです。
・『会社には私物を持ち込まない様にする』
・『彼女は会社のパソコンを私物化している』
・『トイレの私物入れを片付けてください』
まとめ
今回は「私用」と「私物」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。