この記事では、「急変」と「激変」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急変」とは?
「急変」は「きゅうへん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが突然違う状態になること」という意味で、それまでの状態とうって変わった様子になることです。
2つ目は「突然普通でないことが起きること」という意味で、全く予測していない、異常な出来事が起きることです。
「急変」の言葉の使い方
「急変」は名詞として「急変する・した」「急変に対応する」などと使われます。
「急」は「いそ(ぐ)」とも読み「せかせかと進行が速い」「にわかに・突然」という意味、「変」は「か(わる)」とも読み「それまでとは別の状態になる」という意味、「急変」で「突然それまでとは別の状態になる」になります。
「激変」とは?
「激変」は「げきへん」と読みます。
意味は「あっという間に大きく違う状態になること」で、ある時を境に、にわかに今までとは全く違う状態に変わることです。
「激変」の言葉の使い方
「激変」は名詞として「激変する・した」「激変に耐える」などと使われます。
「激」は「はげ(しい)」とも読み「ものごとの勢いが強い」という意味、「変」は「それまでとは別の状態になる」という意味、「激変」で、「ものごとが強い勢いでそれまでとは別の状態になる」になります。
「急変」と「激変」の違い
「急変」は「突然それまでとは別の状態になること」です。
「激変」は「ものごとが強い勢いでそれまでとは別の状態になること」です。
「急変」の例文
「急変」の例文は以下の通りです。
・『患者の病状が急変する』
・『急変に備えて警備を強化する』
・『事態が急変したので計画を取りやめる』
「激変」の例文
「激変」の例文は以下の通りです。
・『彼女はダイエットより激変した』
・『にわかに風が吹き始め、今までとは様子が激変する』
・『離婚により運命が激変する』
まとめ
今回は「急変」と「激変」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。