「突き詰める」と「極める」の違いとは?分かりやすく解釈

「突き詰める」と「極める」の違いとは?違い

この記事では、「突き詰める」【つきつめる】と「極める」【きわめる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「突き詰める」とは?意味

自分がやりたいと思ったことを、今よりも追求して充実させたいと考えて実行することを「突き詰める」【つきつめる】といいます。

他に目もくれず、一つだけに集中してやり、それをどのようにしたら楽しくできるか、面白くなるかを考えて根本まで押して深く極めるのです。

深く極めれば今まで分からなかったことが明らかになり、新たな発見ができます。


「極める」とは?意味

もうこれ以上いじるところはないと思うほど、行く着くところにまで辿り着いた状態になるまで調べたり、手を加えることを「極める」【きわめる】といいます。

そして、自分が納得する状況にまで追い込み、完成したできに納得した時点で飾ったり、作業を終わらせるのです。

この「極める」を追求するものは、自分の好きな趣味や思考が多いでしょう。


「突き詰める」と「極める」の違い

「突き詰める」「極める」の違いを、分かりやすく解説します。

物事についてどうして起きたのか、誰が何の目的によって起こしたかなど深く突き止めることで真相が分かってくることを「突き詰める」といいます。

事件が起きたときは、とくに犯人の心理を究めることはとても重要であり、「突き詰める」ことで事件の真相が分かってくるのです。

もう一方の「極める」は、自分がやっている趣味や求める思考を追求することであり、極点に達する段階になるまで手を加えていくという意味があります。

「突き詰める」の例文

・『楽器の弾き方を自分なりに突き詰めて、演奏してみた』
・『犯人から真実を聞き出すため、突き詰めた質問して白状させた』

「極める」の例文

・『彼はゲームの道を究めている人であり、プロ顔負けの腕前を持つ』
・『世界旅行に出かけて、船や三ツ星レストランで贅沢を極めた』

まとめ

どちらも自分が納得するまで追及していく行為を指す言葉ですが、真実を暴くために探るときは「突き詰める」を使い、趣味や思考をこれ以上手が加えられないほど頂点を目指すなら「極める」を使ってみるといいでしょう。

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