この記事では、「額装」【がくそう】と「額縁」【がくぶち】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「額装」とは?意味
作品が魅力的に見えるよう額に入れることを「額装」【がくそう】といいます。
地味なペンシル画であっても躍動感あるように見える形状に入れてみたり、自分で描いた絵にも価値を持たせるため、立派に見える色や形状の額に入れるなどして飾れるわけです。
魅力的に飾るだけではなく、水や埃から大切な絵を守ることにもなり、いい状態で飾れるようにするのも「額装」の役目になります。
色や形状が豊富にある縁と、中に挟むマット紙がセットになっていますので、自分なりに組み合わせれば何通りものお洒落な「額装」ができるわけです。
「額縁」とは?意味
絵画や写真を入れて飾るための枠を「額縁」【がくぶち】といいます。
素材には加工しやすく、優しさが感じられる木でできているものが多く、絵に深みを持たせられるのが魅力的です。
他にもゴージャスに見える陶器や衝撃に強いプラスチック素材で作られているものもあります。
細い線は華奢に、太い線であれば絵を強く印象付けられるでしょう。
この言葉の語源は、「額」【ひたい】と「縁」【ふち】であり、本縁は角の繋ぎ目が見えないよう職人が丁寧に作りあげて金箔で塗り、貴族が買い上げたものを指します。
「額装」と「額縁」の違い
「額装」と「額縁」の違いを、分かりやすく解説します。
絵やポストカード、写真を素敵に見せて飾れるように入れるのが「額装」といい、自宅の壁に飾ったり、玄関の上に置くなどして楽しめるよう作られているものです。
正方形であったり、長方形、横長などさまざまな形状と大きさがあり、深みがある色から明るめの色が揃います。
窓枠が円形状のものは優しさを表現し、正方形は愛嬌を表せます。
もう一方の「額縁」は、絵や写真を入れたとき美しく見せたり、立体的に見せられるように作られているのも特徴的です。
この「額縁」には本縁や組縁、モールディングなどがあり、さらには油彩や賞状、写真、手ぬぐい、ポスターカードの額もあり、絵に合うものが揃います。
まとめ
絵を魅力的に見せられるように考えて作られたものをご紹介しました。
どちらもいろいろなサイズや色などが揃いますので、自分に合うものを選んでみるといいでしょう。