「序章」と「幕開け」の違いとは?分かりやすく解釈

「序章」と「幕開け」の違いとは?違い

「序章」「幕開け」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「序章」「幕開け」の違いを分かりやすく説明していきます。

「序章」とは?

「序章」とは、小説などにおいて、本題に入る前に前置きとして置かれた文章を意味します。

小説や論文などでは、本題に入る前置きとして文章が書かれていることがあります。

その文章が「序章」です。

言い換えれば、「滑り出し」「前置き」「前書き」「イントロ」などと同じです。

また、対義語は「終章」となります。


「序章」の使い方

「序章」は、「序章に過ぎない」「序章と言える」「戦いの序章」「序章のようなもの」などといった形で用いられます。


「幕開け」とは?

「幕開け」には、芝居で幕が開くことのほか、ものごとの始まりといった意味があります。

実際に幕が開く様子のほか、その様子からものごとが始まるといった意味として用いられる言葉です。

言い換えれば、「スタート」「開始」「入り口」「滑り出し」などと同じです。

また、対義語は「幕切れ」となります。

「幕開け」の使い方

「幕開け」は、「幕開けする」のほか、「幕開けを飾る」「波乱の幕開け」「幕開けを告げる」「第二幕の幕開け」などといった形で用いられます。

「序章」と「幕開け」の違い

「序章」は本題に入る前置きとして文章が書かれていること。

「幕開け」は芝居で幕が開くこと。

この意味では全く異なった意味を持つ言葉です。

しかし、これらの意味から、「序章」は物語の始まり。

つまり、ものごとの始まりを意味し、「幕開け」も同じくものごとの始まりを意味します。

この点では同じような意味を持つ言葉となります。

「序章」の例文

・『昨夜の出来事は、戦いの序章に過ぎなかった』

・『最後まで読んでみると、初めの文章が序章だったということがわかります』

・『先日の地震など序章に過ぎなかったと今日、わかりました』

・『こんな文章など、序章のようなものだと馬鹿にされた』

「幕開け」の例文

・『新しい時代の幕開けを告げる』

・『私たちが祭典の幕開けを飾ることになりました』

・『私たちの結婚生活は、新婚旅行で喧嘩が勃発するといった波乱の幕開けとなりました』

・『舞台初日の幕開けが無事に済んだ』

まとめ

以上のように、似たような意味として使用可能な2つの言葉です。

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