この記事では、「えごまの葉」と「大葉」の違いについて紹介します。
えごまの葉とは?
えごまはシソ科に属する一年草で、その葉は韓国料理の食材として知られています。
えごまの種子から採れるえごま油は、健康食材として注目されました。
えごま油にはαリノレン酸が豊富に含まれており、生活習慣病の予防や認知症予防に効果があるといわれています。
しかし、日本ではえごまの葉はあまり食材としては使われてきませんでした。
えごまの葉には独特の強い香りがあり、好みが分かれるからです。
しかし、韓国では定番の食材で、サムギョプサルなど肉と一緒に食べることが多いです。
日本で韓国料理が人気となったこともあり日本でもえごまの葉を食べることも増えましたが、その流通量はごくわずかです。
大葉とは?
大葉はシソ科に属する植物の一種で、青ジソと呼ばれることもあります。
中国が原産で、それが日本に伝わりました。
平安時代頃から栽培されるようになったといわれています。
大葉には独特の香りがあり、香味野菜として食べられてきました。
刺身のつまにしたり、うどんや蕎麦の薬味としても用いられます。
鮮やかな緑色をしているので、彩を良くするために用いられることもあります。
また、魚の臭い消しとして使われることもあり、手巻き寿司にも使われます。
えごまの葉と大葉の違い
えごまの葉と大葉は、見た目がよく似ています。
えごまの葉は輪郭が丸みを帯びていますが、大葉はギザギザしています。
また、香りにも違いがあり、えごまの葉の方が濃厚でクセがあります。
えごまの葉の香り成分はペリラケトンというもので、大葉の香り成分はペリルアルデヒドというものです。
日本では大葉の方が好まれますが、韓国ではえごまの葉の方が好まれます。
まとめ
えごまの葉は丸みを帯びた輪郭で、大葉はギザギザしています。
また、含まれている香り成分も異なっており、えごまの葉の方が濃厚でクセがあります。