居酒屋の「お通し」と「突き出し」の違いとは?分かりやすく解釈

「お通し」と「突き出し」の違いとは?違い

この記事では、「お通し」「突き出し」の違いについて紹介します。

お通しとは?

お通しとは、居酒屋や料理屋などで最初の注文をした後に出される簡単な料理のことをいいます。

日本独特の風習として根付いていますが、お通しが生まれたのは1930年代頃とそれ程歴史があるわけではありません。

注文した料理が提供されるまでのつなぎとして提供されています。

昔は今のようにメニューや献立表があるわけではなく、お酒を飲む際の肴はお店がその時あるものを提供していました。

客側が要望を出すこともあったようです。

料理が出来上がるまでには時間がかかるので、その間にお酒と一緒に食べられる肴があった方がいいとおもてなしの気持ちから提供されるようになりました。

お通しは、「注文を通しました」という意味でお通しという名前で呼ばれるようになったといわれています。

お通しには料金が発生するので、最近ではお通しを断る人もいます。


突き出しとは?

突き出しとは、お通しと同じものです。

居酒屋や料理屋などで最初に出される簡単な料理のことをいいます。

突き出しは主に関西圏で使われている言葉です。

料理を注文する前に提供されます。

そのため注文に関係なく客に突き出す料理という意味で、突き出しと呼ばれるようになりました。


お通しと突き出しの違い

お通しと突き出しはどちらも、居酒屋や料理屋などで酒の肴として最初に提供される簡単な料理のことをいいます。

お通しは全国的に使われている言葉ですが、突き出しは主に関西圏で使われています。

呼び名が違うだけで基本的には同じものです。

お通しは客が料理を注文した後に提供されますが、突き出しは注文したかどうかに関係なく提供されるところに違いがあります。

まとめ

お通しと突き出しは同じものなので、大きな違いはありません。

ただし、お通しが注文を受けてから提供されるのに対して、突き出しは注文に関係なく提供されるものです。

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