「見切り」と「断念」の違いとは?分かりやすく解釈

「見切り」と「断念」の違いとは?違い

この記事では、「見切り」「断念」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見切り」とは?

「見切り」「みきり」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人や物を見捨てること」という意味で、これ以上どうしようもないと思って縁を切ることです。

2つ目は「売れそうもない商品を投げ売りすること」という意味で、在庫として残るより値下げしてでも売ってしまおうとすることです。

3つ目は「状況をよく見て判断する」ということで、現在の状況をしっかり見極めることです。


「見切り」の言葉の使い方

「見切り」は動詞「見切る」の名詞形で、「見切りをつける・つけた」「見切り発車」などと使われます。

基本的に、「それ以上の状態が望めないと判断して見捨てること」に使われる言葉です。


「断念」とは?

「断念」「だんねん」と読みます。

意味は「自分の夢や希望などを、きっぱりとあきらめること」です。

それまで目標としていた夢や希望などを、何らかの事情であきらめたり取りやめることです。

「断念」の言葉の使い方

「断念」は名詞として「断念する・した」と使われます。

基本的に「それまで自分が欲していた気持ちをあきらめること」に使われる言葉です。

「見切り」と「断念」の違い

「見切り」「それ以上の状態が望めないと判断して見捨てること」です。

「断念」「それまで自分が欲していた気持ちをあきらめること」です。

「見切り」の例文

「見切り」の例文は以下の通りです。

・『彼の浮気癖は治らないと思い見切りをつける』
・『この会社はもうすうぐ倒産すると見切りをつける』
・『ワゴンの見切り品目当てに来店する』

「断念」の例文

「断念」の例文は以下の通りです。

・『悪天候で遭難者の捜索を断念する』
・『家庭の都合により大学進学の夢を断念する』
・『体調不良により海外旅行を断念する』

まとめ

今回は「見切り」「断念」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

違い
違い比較辞典