この記事では、「積年」と「多年」の違いを分かりやすく説明していきます。
「積年」とは?
積年は、せきねんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれているこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、つみ重ねるや不平といった感情がたまるといった意味の積の漢字に、いちねんやとしといった意味がある年の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ積年は、積もる年月や長い年月といった意味を表すのです。
「積年」の言葉の使い方
積年は、長い年月といった意味の言葉として使われています。
特に積年の恨みという言葉で、長い年月の間恨みを持ち続けている、といった意味を表現する際に使用されていたりするのです。
「多年」とは?
多年は、たねんと読むのが正解な言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、数や量がおおいといった意味を持っている多の文字に、時の単位や12ヶ月といった意味を有する年という文字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から多年は、多くの年月や長い年月という様な意味を示します。
「多年」の言葉の使い方
多年は、長い年月という意味で用いられる言葉です。
具体的には、多年を過ごしたといった表現により、長年の間過ごして来た、といった風に長い時間を表現する際に、使用されています。
「積年」と「多年」の違い
積年と多年の漢字を並べてみると直ぐに、最初の漢字が積と多という違いがある事に気付く事が可能です。
所が2文字目は同じ年の漢字である上に、表す意味合いも長い年月といった意味合いでほとんど同じなのがややこしかったりします。
ただし積年は漢字の構成から、積もる年月という意味を表すのです。
一方の多年は、多くの年月という意味を示します。
まとめ
2つの言葉は、最初の漢字こそ違いがありますが、2文字目の漢字は同じです。
しかも共に、長い年月という意味を示すので、持つ意味合いもほぼ同じだったりします。
とはいえそれぞれが使用している漢字から、積年は積もる年月といったニュアンスであり、多年の方は、多くの年月という意味合いになるのです。