この記事では、「あどけない」と「いとけない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「あどけない」とは?意味
子供が見せる幼さがある可愛らしい表情や仕草、言動を「あどけない」といいます。
大人から見ると抱いてあげたくなるほどおどけた表情を見せたり、どこか寂しさがある目線を送るところが抱きしめてあげたくなるでしょう。
話し方もおぼつかず、指を咥えて人に目線を送る姿に胸が打たれて放っておけないその子供が見せるものすべてが「あどけない」と言うわけです。
「いとけない」とは?意味
幼い子供そのものを表すのが「いとけない」であり、小さいさまという意味があります。
「おさない」という言葉を古風にした言い方であり、現在ではあまり使われていないので、若い人の間では浸透していない呼び方です。
他の使い方としては、「いとけない年齢」や「いとけない話し方」と小さな子供であることを表します。
「あどけない」と「いとけない」の違い
「あどけない」と「いとけない」の違いを、分かりやすく解説します。
幼い子供の仕草や話し方をひっくるめて、大人から見ると幼くて可愛いと感じることを「あどけない」というわけです。
この言葉を古風にしたのが「いとけない」であり、幼いわが子を見て愛おしいと感じるとき「いとけないわが子」と表現します。
このように、2つの言葉には大きく違うところはありませんが、どちらも幼さがあるあどけない見た目や話し方に対して使われている言葉です。
「あどけない」の例文
・『あどけない表情を見ていると、こちらまで心が穏やかになる』
・『友人の子供のあどけない表情を見ると、自分も早く結婚したいと思う』
「いとけない」の例文
・『いとけない年齢の子供には、お菓子を詰めたおやつをあげた』
・『いとけない話し方するわが子の話す夢がとてもかわいい』
まとめ
どちらも同じ意味がある言葉ですが、現在では「あどけない」がよく使われていて、「いとけない」は少し捻った感じにしたり、ノスタルジックに表現したいとき使われていると覚えておくといいでしょう。